ちしろが「ゴミ収集車ない」「ゴミ収集車かう」って最近よく言うから、買いものに付き合った。吉祥寺のキディランドに向かって、小さいのと大きいのがあって大きい収集車を選んだ。

同じ階の隣のフロアがジュンク堂の絵本コーナーになっていて、ここがちょっと前に改装というか模様替えというか、広々スペースになって、座ってゆっくりできるようになってて。そこで、ちしろが次々選んでくる絵本を読んでいく作業。

なんか文字をたまに読めているふしがあって、内容を覚えてて先読みしてくれるパターンもあるんだけど、明らかに文字に対してのリアクションがこの何ヶ月で変わった気がする。つぎの内容を先読みするっていうのも、発達の過程としても重要なマイルストーンらしいけれど、おそるべし１歳児。

お昼過ぎに勉強するのに、近所のカフェで。ここは私語厳禁、ルールお堅めな場所なんだけれど。そういう系の制約に包まれつつ実際は、コーヒーと小麦ぽい香りが混ざった部屋が、食器が重なる音とゆるいジャズのぼんやりした音像で満たされてて。おだやか。

通りに面した雑居ビルの２階で、車の流れと並木の揺れがほんのり視界で動いていたり、それとなく木漏れ日が降ってきたりしているのもよくて。そういう場所で、シングルオリジンが大きめのカップでなみなみ出てくるのが、どうしてもいいかんじでしかない。

というので、穴場ではあるんだけど、休みの日のおやつ時間なんかは、数席のテーブルが埋まっていて入れないこともある。東京はそのへんにお気に入りになるような、じぶんの場所と出会えるのがいい。情報な世界でも情報がありすぎて辿り着けない場所もあったりするから。