32歳エンジニアの今年買ってよかったもの 2021
買ったものや、いただいたものたち。2021年は長い付き合いになりそうな、相棒的なアイテムをお迎えすることが多かったかもしれません。転職と引っ越しで逆に手放したものも少なくなかったような気がします。
去年『買ってよかったもの 2020』を書いたので、第2回です 🐈
ガジェット
毎日使っていたいガジェットたちと今年も出会うことができました。
120点 / OTONA RANDSEL 003large(防水) チャコールグレー
ぼくは高校生の頃からずっとリュックで過ごしているのもあり、見つけたときから長らく憧れていた土屋鞄のランドセル。バックパックもとても素敵なのだけれど、このランドセルのカチッと背中の空間を切り取る矩形にどうしても魅せられてしまいました。
サイズは手元のMacが16インチだったので、それが入る最大サイズの防水レザーモデルです。ほんとうは革をしっかり感じられるキャメルのイタリアンレザーがよかったんだけれど(これは16インチ用がない)、普段使いしていると、防水は必須だなという気もするし、お手入れも不要、これで間違いなかったかな、と。
鞄の中身は、「MacBookPro」「iPad Pro」「iPadスタンド」「各種充電グッズ」「mont-bell折り畳み傘」「A5ノート型ボトル」「HHKB」「財布」「ピルケース」「パスケース」など。ポケットにiPhoneとAirPodsを入れて、首にLeicaQをぶら下げておけば、これで仕事でも散歩でもちょっとした一泊旅行でも、しゅっと出かけられます。
そんな荷物たちがきっちり収まってくれる絶妙なサイズ感と、走ってもほとんどぶれないガチガチフィットな装着感がほんとに快適。革なので使い始めはちょっとしたことでも傷がつきやすくて気になったけど、1年使っていると馴染んできてとくにそこまで神経質にならなくなってきたかな。
ちょっとしたデメリットとしては、立って背負ったまま荷物の中身が取り出しにくいのでそこが苦労します。頻繁に中身を取り出す人には向いていないかもだけれど、パスケースなどの小物入れがあるので、それで解決できるなら大丈夫なのかなと。
じぶんのアイデンティティをぎゅっと詰め込んで、どこへでも出かけられるようになれてしあわせ。
薄いノート型のボトルも鞄に合わせて買ったのですが、これがちょうどぴったりでよくて、重宝しています。
100点 / BONECO AIR SHOWER FAN F120
これは選んだプロセスからまとめて記事にしたくなったほど、新しくて素敵な体験でした。まずサーキュレータってなんなんだろってとこからはじまり、いろんなメーカーのものを比較、結局はデザインで選んだようなものなのですが、その後の使用感もとってもいいかんじ。冬も加湿器の蒸気や空調を循環させるのにときどき回して使っています。
心地よさには流れと撹拌が必要なんだなあということが身に沁みる。
110点 / HHKB Professional HYBRID Type-S
これも同じく、最高の新しい体験だったので記事をしたためました。ついついどこにいくのも一緒になっていて、カフェに行くのもiPadとHHKBで過ごすことがおおい。音とタイピングの感触が最高に好みなのは勿論、ルックスをばっちりにできたのが嬉しかったなあ。
パソコンに向かうモチベーションを支えてくれるガジェット、という感じでこれから公私問わず長い付き合いになりそうで嬉しいです。(この記事を見たよ〜と言って真新しいHHKBを見せてくれる人がいたりして最高!)
95点 / iPhone13 Pro
iPhone XSの佇まいが美しすぎて長らくたいせつに使っていたのですが、なかなか時を経たというのもありそろそろと思っていたところ、13 Proがなかなかよさそう?と思いだして乗り換えてみました。
まず、広角レンズに感動!めっちゃ広い!!!すげーーー、あ、マクロもなかなかいけてますねえ.. そしてUIの応答速度が早い。シネマティックモードもだれかによっては酷評されたりしているみたいだけれど、ぼくにはすごく楽しく使えていて、総じてとにかくカメラやばい、というのに終始。しっかり明るく撮れるのと、気軽に自然なボケ感を楽しめるのがよいですね。
Proはリムがステンレスなのが美しくてかっこよいので、これを見せれるケースを買うとよいのかなと思いました。おすすめはBare Naked EXで、0.5mmでMagSafeもちゃんと使えて安心だし、ケースをつけていないような握り心地が最高です。さすがに薄くて割れやすいのでそこは注意だけれど、伏せておいたときにカメラや画面が接しない程度に、絶妙に安全を確保してくれているところがありがたい。
110点 / iPad mini5
今回のiPad miniはアップデートをがっつり体感できるということだったので、これもiPad mini4から乗り換えてみることにしました。使用感はみなさんがレビューされているとおりで、アナログな手帳の質感でいてAppleの体験が詰まったデジタルデヴァイスな絶妙な仕上がりになっていて、生活や仕事への馴染み方がすごいです。
普段Kindleを読んだりちょっとした作業をするのにはiPad Pro12.9インチを使っているんですが、ちょっと取り回しで億劫になることもありますが、どんな鞄にも入れやすくて持ち運びやすいminiのサイズ感はまったくストレスがなくて重宝します。
色味はパープルにしました。パステルで丸っこい可愛さと削り出された金属の重厚感の無機質さが共存していて、躯体も素晴らしいデザインです。
90点 / Belkin BOOST↑CHARGE PRO 3-in-1 Wireless Charger with MagSafe - ホワイト
iPhone13 Proを買ってMagSafeを堪能したかったので、Belkinの充電器をお迎えしました。もともと3-in-1なドックステーションをこれまでも使っていたので、同じような使用感で探していると、やはりBelkinにたどり着くことに。角度などは変えられずまったく自由度のないスタンドですが、手持ちのApple製品たちが休むのにこれ以上美しい場所はないでしょう。
かなり人気のなガジェットなので品薄なときもあるようで、ぼくはメルカリでウォッチして手に入れることができました。ワイヤレスのステーションはなにかしらでも導入しておくと、素晴らしい体験になることは間違いないですね。
110点 / Belkin CONNECT Pro 12-in-1 Thunderbolt 4 Dock
これまたBelkinのガジェットになりますが、ちょうどBlackFridayに合わせて新しく発売されたモデルのドッキングステーションです。これまではAnkerのシンプルなハブを使っていましたが、秋の引越しの際に、ケーブル1本でつくる最高の机~みたいな記事シリーズに感化され、ドッキングステーションの購入を考えることに。
BlackFridayでお安く買えるとはいえ、かなりいい値段だったのでほんとに躊躇しましたが、M1 Macのこととか将来性を考えたりしてると、Thunderbolt 4なBelkinしかないでしょう、ということで踏ん切りをつけました。(同僚が先に購入していることを教えてくれたので、それに便乗したのは言うまでもないのかもしれない)
接続しているのは、「ウルトラワイドディスプレイ」「オーディオインターフェース」「HDD・SSD」「NikonをウェブカムにするHDMIコンバータ」「Google Nest Wifiから分岐したLAN」などなど。躯体が削り出されたようなソリッドな質感で美しいので、見えるところにおきたいきもちもありましたが、すべて机の天板下にカゴやフックなどで取り付けて隠しています。そこからDockから伸ばしたThunderbolt 4ケーブル1本でMacにすべてを繋げて、すっきりとした快適で高速な作業環境を作ることができました。
100点 / LG ウルトラワイドモニタ 34WP65C-B
ここ4年くらいは4K27インチのモニタを2つ並べて作業していたんですが、これも引っ越しついでに作業環境を変えてみようということで、最近人気なウルトラワイドに置き換えてみました。
先人の知恵でウルトラワイドなら曲面がいいよということと、解像度的に3440以上は確実に欲しかったので、その条件で探していきました。5kはさすがに手が出ないお値段だったので、BlackFridayでお得に買えるものがこちらでした。
画面が広くなったので最初はどう振り分けるか悩みましたが、IDEのいろんなパネルを開いてストレスなく作業できるようになったり、Lightroomの写真整理が捗るようになったり。4kのリプレイスになったので、解像度はどうかなーと心配だったのですが、それほど気にならずに使えて慣れてしまえば変わらない手触りです。
モニターアームはエルゴトロンのLXで、MacBookProもノートブックトレーでいい感じの高さと場所に持ってこれるようにしています。
100点 / SwitchBot series
こちらもBrackFridayのタイミングで、もうちょっと自動化をやろうと買い増したものです。指ロボットを家中の照明スイッチに配備しつつ、間接照明にはプラグを割り当てて、すべての照明を声でコントロールできるようにしました。オーディオシステムにもプラグを割り当てています。
12時になると主要な照明を自動で消灯するように、「おやすみ」と言うと、残ったすこしの間接照明が消灯、オーディオシステムを落として、Alexaのオーディオ音量を設定しつつ、タイマー設定した眠る用の音楽が流れるようになっています。
ちょっとした工夫をしていて、指ロボットで照明スイッチを押すと、スイッチカバーが外れてしまうことがあるので、マスキングテープなどでカバーを軽く固定する必要がありました。また、押すのに高さが足りないところにはクッションゴムをスイッチ側に貼ることでいい感じに力が伝わるようにしています。こういう試行錯誤も楽しい。
加湿器とサーキュレーターを導入したので、音湿度計で部屋の状態をチェックできるようにしました。アラート設定できるので、指定の温度や湿度を検知するとスマホに通知が飛ぶようにしています。猫たちと暮らしているので快適に室内を保てるようにチェックできるようになったので安心です。
90点 / PlayStation 5
noteに入社する前に、しばらくお休みをもらっていたので、これを機に是が非でもPS5をやりたい.. と思い立ち、苦労しつつなんとか手に入れることができました。普通のお店では、条件付き抽選とかでハードルが高いので、楽天かAmazonの二択かなあとなり、twitterで通知してくれるアカウントがあるので、その通知を受け取ったらサイトに直行して連打!!!という日々を2週間くらい過ごしていると奇跡的にカートに入れることができ、何度かキックされながら購入するに至りました。
手元にPS5がやってきたのですが、やりたいPS5なタイトルはまだなくて、FF7リメイクのPS5版、デスストのPS5版とか、サイバーパンクなどをやっていました。なめらかなロードと美しいグラフィックだけでも最高でほくほくしつつ、今年のタイトルに期待しています。
ゲーム以外のアプリケーションも充実しているので、NetflixやHuluやDisney+などのサブスク動画まわりはPS5経由で見ています。最近のトピックとしては、nasneを起動するためのtorneのアプリがPS5にリリースされたので、ようやくPS4を手離せそう、となりました。
110点 / Apple Watch Hermès band
こんなになくてもいいんけどあると嬉しいデヴァイスってなかなかないなあと思いつつ、Apple Watchを使うようになって4年くらい経ちました。普段はスポーツバンドをつけているので、フォーマルなものとかドレスアップしたときに合わないわけではないけれども、そんなときにはちょっとちゃんとしてみたいなということで、クリスマスプレゼントにかこつけて探してみることに。
ひとつは現行のダブルループになるドゥブルトゥールを、もうひとつは過去に出ていた太いカフタイプにしました。
Apple Watchのいいところはベルトの脱着がしゅっと楽なところ。だけど、これまで交換して着せ替えることはなかったので、やっと恩恵に預かったかんじです。とはいえカフのほうのベルトは1本になっているので、すこしコツが必要でした。革の質感はほんとうによくて、しっとりと手首に馴染んでくれて、隙間が多少あってもフィットしてくれます。またどのシリーズのApple Watchにも対応しているから、長い付き合いになっていけるところも決め手でした。
100点 / Revivre Spoon Bangle - Atelier d’antan
Apple Watch同じ手首のグッズというかアクセサリ、何年か前までマルジェラのバングルを気に入っていたのですが、ある日失くしてしまったので、ちょうどいい感じのを探していました。Atelier d’antanの作品が好きでいくつか持っているのですが、年に1度だけスプーンから選んでバングルを作ってもらえるオーダー会で発注してみることにしました。
ぼくが選んだのは100年以上前の銀のスプーンで大ぶりのもの。追加のデザインと曲げる面と表面の処理も決めて、仕上がったのはオーダーして2ヶ月くらい。叩かれて薄くなり鏡面ぽく磨かれていながら、経年変化の美しさが失われていないのがとてもいい感じ。硬すぎず柔らかすぎずで脱着もストレスないです。
atelier d’antanの作品は朴訥さと重厚さ、金属としての素朴な佇まいが優しくシンプルにまとまっていて美しいので、おすすめです。
食べ物
食べ物と飲み物やその周辺の機材たちについてです。
110点 / AARKE Carbonator Ⅲ
去年の夏くらいからじぶんのなかで仕事中やお風呂上がりに炭酸が流行っていて、ラベルレスのウィルキンソンを箱買いしていたのですが、場所とるしなんかいいものないんだろーかと思っていたところで、炭酸メーカーに挑戦してみました。
炭酸メーカーで調べていくとソーダストリームの躯体が出てくるのですが、プラっぽい素材はなあと悩んでいたところ、AARKEの美しさに打ちのめされたのでこちらお迎えすることに。ステンレスを生かした鏡面のデザインもよかったのですが、ちょっと派手かなと思い止まってホワイトにしました。ホワイトでも金属の質感はしっかりあって、鈍く光が反射してどっしりとした冷たい雰囲気が美しい。
炭酸の作り方は簡単で、冷やした水を専用のボトルに詰めておいて、それをねじ込んでシリンダーに取り付け、ハンドルを倒して音が大きく変化したら終了。注入時間の長さを変えると炭酸の強さもある程度コントロールできます。水は水道水をクリンスイの浄水器にかけているだけですが、ほんと手軽に美味しく飲めて嬉しいです。
頻度は2日に1回くらい使用して3ヶ月に1本を消費していました。13000円で6本セットという契約をしてみたのですが、ペース的には1年半もってくれるのでかなりお得な感じがします。
事後に観測したのですが、note社内では炭酸メーカーが流行っているみたいでした。
110点 / BALMUDA The Brew
バルミューダのファンなのでいろいろと調理家電を使っているんですが、プレスリリースが出たタイミングで、強烈にぐっとくるやつが出てしまいました。コーヒーメーカー自体もともと検討してたのもあり、これは絶対買うしかないなと。しかし悩んだのが、バルミューダの製品は基本白を買うようにしていて、現状黒とスタバモデルのみのカラーバリエーションらしく、、、まあコーヒーに白い製品はありえないよね、とじぶんをなんとか説得してみることにしました。
バルミューダらしい造形は無骨だけど絶妙にポップで美しく、洗練されすぎていない立ち姿が生活に自然に馴染む感じがすてきですね。これもバルミューダ製品の共通しているところですが、起動音の音質へのこだわりがすごいなあと今回も。音自体はありきたりなミニマルなものだけれど、音質が安っぽくなく、プラスチックや金属の躯体から出ていないように感じさせる、暖かい真空管を通したような少し歪んだコロンとした雰囲気が、これもまた絶妙に日々に溶け込むようにラグジュアリをさらっと感じさせてくれるのが、バルミューダを選ぶ理由のひとつになるなあと。
コーヒーメーカーを毎日のように動かすのがはじめてなので、まずこのルーティーンをショートカットできる便利さが当たりまえになったのが最高でした。毎朝ハンドドリップするあの静かな時間ももちろん心地いいものだけれど、ちょっと仕事の合間や他の家事を並行して進めたいタイミングでも、まったくストレスなく安定した美味しいコーヒーが淹れられます。
「安定したコーヒー」っていうのもポイントで、技術が無いなりにハンドドリップでその日の好みや気分でちょっと手元でコントロールできるところを頑張る楽しみもあるけれど、そこに神経を使わずに安定していてくれるっていうところもすてき。お店で淹れてもらっていいる感覚になるというか。
もちろん感覚だけじゃなく、味も紆余曲折開発されたシステムで抜群に美味しいです。バリスタが淹れたような味がする、まではもちろんないけれど、甘味酸味苦味や焙煎の時間経過を感じられるくらいに繊細さを表現してくれます。豆によってはSTRONGモードで淹れるとまた表情が変わっておもしろい、甘めのケーキとかチョコレートに合わせるとよいかんじのインパクトのある味になります。
ただバルミューダにありがちな、微妙に痒いところに手が届かないところはあるかなあとは思います。ちょっとお手入れが面倒だったり、水が足りない状態で起動してしまうとエラーで止まるけれど再スタートはできない、などなど。スマホを開発しているのに例に漏れず通信機能がないところもつらいところかな。自動化・遠隔化したいけれど、さすがにこの美しい躯体にSwitchBotを引っ付けるのも違いますよねえとなるなど。
他のポイントとしては、選択できるカップ数はちょうど良くて(Maxはスタバのグランデ相当)、サーバーが魔法瓶だからスイッチ押して淹れ終わったことをしばらく忘れていても問題なし、取説に書いている豆の量は基本参考程度にして購入した豆がオススメする水:豆の割合に従う、というところが使っていての発見です。
これは独立して記事書いたほうがよかった感..
100点 / TIMEMORE Chestnut C2 コーヒーミル コーヒーグラインダ
春にkalitaのコーヒーピクニックが安くていいっていうのをどこかで聴いて買ってみたら、切ないことに2回で壊れてしまいました。毎日のコーヒーを諦めることはできないので、他のオススメをnoteエンジニアのコーヒー先生に聞いてみると、TIMEMOREを推していただいたので買ってみました。
壊れてしまったミルを含めても、今までそんないいものを使ったことがなかったので、これにめっちゃ感動することに。
まず、ほとんど力がいらないことに驚きました。「ガリっゴリっ」って砕けるようにざらっとした粉になっていたミルの作業が、「スルスル」とさらさらしたテクスチャの粉になる感触が手元に伝わってきて粒にムラがほとんどなくて。それにその粒度を細かく調整することができて、好みの味やアイスコーヒーに合わせたりすることができるように。
今までの体験がなんだったんだろうって後悔する買い物でした。これは使ってみないとわからないなあって。TIMEMORE C2でサクッと豆を挽いてBALMUDA The Brewに投入するのが朝起きて最初にやるルーティン、寝ぼけていても失敗しないように過剰にサポートしてくれて最高です。
ハンドルが折り畳めるコンパクトなモデルもあってこっちもよさそうですが、1度に弾ける容量が15gと少ないのでC2にしました。
110点 / LIGHT UP COFFEE コーヒー豆の定期便
家からいちばん近いコーヒースタンドがLIGHT UP COFFEEで、週末はここでコーヒーを買って散歩するのが定番なのですが、馴染みの美味しい味をお家で楽しむ分をサブスクすることにしてみました。
LIGHT UP COFFEEの定期便は毎回新しく仕入れた豆を送ってくれるので、いろんな味を楽しむことができるのが嬉しいポイント。豆にはそれぞれカードが付いてきて、イメージイラストと詳細と味のテイストが書かれています。またQRが付いていてそれを読み込むと、さらに詳細なストーリーを知ることができるようになっています。
こういう背景や文脈を感じて味わうことを大切にしているところもすてきだし、毎月違う浅煎りで甘い繊細なコーヒーが美味しく楽しめるのが最高です。元々ぼくは深煎りのチョコと合うようなしっかりした味が好みだったんですが、LIGHT UP COFFEEに出会って浅煎りの世界をたくさん教えてもらって好きになったので、これからも通って行きたいお店です。
95点 / ビアレッティ エスプレッソメーカー 直火式 3カップ用 マキネッタ
ふだんヨーグルトメーカーでヨーグルトを仕込んでいるんですが、そのときにすこし牛乳があまるので、それを有効活用していきたいなーと思っていたところ、家ラテが簡単で美味しいと聞いたのでやってみることに。
このマキネッタでイリーのエスプレッソ粉を20gと水100gで5分間くらい火にかけます。めっちゃ簡単。それに牛乳ときび砂糖と蜂蜜を好みで入れてやると、かなり本格的なラテの味わいに。割る牛乳と粉の種類や火にかける時間を微妙に調節すると苦味の強弱を変えられます。
もちろんこれは好みでしかないけれど、ぼくはスタバのラテよりお家ラテの方が好きになりました。ほんとに簡単に試せてオススメなので、ぜひやってみて欲しいひとつです。
100点 / 国産無添加・プリン体ゼロ 龍馬レモン ノンアルコール 350ml
自粛の世界に突入してからは、お家で晩酌をいろいろ楽しんでいたんだけれど、ちょっと日常に溶けすぎて量が増えるなあということで、お家では基本禁酒してみようかなと。そこで最近ノンアル界隈がとっても美味しいということで、ノンアルビールを試してみることにしました。
ぼくが気に入ったのは、レモンのフレーバーが付いてるこちら。爽やかにホップを楽しめて、これがどんな食事にも合いやすいところがいいかんじ。缶のまま飲むとジュースな気分になってしまうかもなので、いい塩梅なうすはりタンブラーで飲むのがおすすめです。
120点 / nosh ナッシュ
2020年はホットクックや食洗機で自炊を楽にしてくれる家電を導入したけれど、そもそも自炊する量を減らしてもっと楽ができるのでは?となり、冷凍やレトルト食品のサブスク(ミールキットって呼ぶらしい)をいろいろと調べていました。そんなとき社内でちらっと教えてもらったnoshが良さそうだったので試してみました。
noshの特徴は1週間に1度、指定した数のお弁当スタイルの冷凍食品(1つ500~600円くらい)を送ってくれるサブスクです。コンビニ弁当が凍ってる、と考えるとわかりやすいのですが、特徴として低糖質で健康的なところと多彩なメニューがポイントです。
ヘルシーと謳いつつほんと美味しくて、そういうラインナップにありがちな豆腐ハンバーグ的な物足りなさメニューがまったくないので、じぶんで用意するにはなかなか大変な豪華な食卓が電子レンジで一瞬で完成。メインの他におばんざい的なのが3種入っているので飽きも来ないし、毎週指定できるメニューも、新商品がよく追加されるので毎回その通知が楽しみになっています。
サブスクサービスなので、毎週のメニューを固定しつつカスタムすることもでき、継続すると徐々に安くなっていくシステムになっているので、そのあたりのUXもありがたくてすてきだなと。
90点 / ココノミ 美味しいオーガニック食材専門店
先に紹介したnoshだけだと1週間の食料としては持たないので、残りは自炊でカバーしていきたいけれど、世の中的な事情もあってスーパーに行くのが億劫だなあというので、食材宅配をたのんでみることに。
こういうので有名なのは生協だと思うのですが(地域差あるのかな?)、いろいろディグっているとココノミというサービスが値段と品質のコスパがいいという口コミをいくつか見かけたので、試してみることにしました。
ココノミの特徴は、サブスク的な機能があって、毎週自動購入する登録を商品ごとに設定して、自動でカートインして決済してくれます。もちろん決済までは猶予があるので、随時削除したり、追加することができます。この辺りの機能をうまく使って、牛乳・豆腐・卵・玉ねぎ・トマト・ほうれん草・レタスなどの定番素材を登録しておいて、冷蔵庫が枯渇しないようにシステム化できました。
品質についてはクール便で送られてくるというのもあり、傷んでることはないし、クチコミとスタッフ試食コメントを見ていると、じぶんの好みのものを見つけられると思います。スーパーだとほとんど選択肢がないけれど、こうやって味のニュアンスとかを考えて選択できるのは新鮮だしおもしろいなと。
嬉しかったこととして、注文した商品の保存方法の詳細を書いたメモをセットで商品と送ってくれるので、正しい管理を身につけることもできます。
ちょっと気になりそうなこととしては、商品の合計金額が高くなるにつれ送料を割り引いてくれるのですが、クール便ということもあって無料にはハードルが高くてある程度費用がかかってしまいます。また、サイトがかなり重くて商品選択がストレスに感じるかもしれません。でもこの辺りリプレイスが検討されているそうなので、期待して応援していきたいです。
先に紹介したnoshとココノミの食材でサラダやスープを作って、ふるさと納税のお肉などと合わせると、食事のだいたいがカバーできました。スーパーにいくこともほとんどなくなり、夕食は15分あればかなりしっかりした食卓になるので、食事の準備時間や考え事も減ってとてもよい体験です。
120点 / タルトプレミエ クリスマスツリータルト
特別なときにはキルフェボンのタルトを頬張ることにしているのですが、去年は予約に失敗して食べられなかったクリスマスツリータルトを注文することができました。
フルーツ好きの人にはきっと食べてこの美味しさを年末に浮かれながら体感してほしい。。召されます。。。年毎にちょっとマイナーチェンジすることもあるようで、今年はチョコチップ入りのアーモンドクリームにバニラのムースでした。
書籍
そんなに多読はできなかったけれど、大作が完結したり、ものすごい傑作短編が生まれたり、新しい連載を読み出したり、エッセイを大切に読んだりしました。
105点 / 三体
数千年の歴史絵巻、ぜんぶ読んだときの達成感はすごかったです。この長大な物語を読ませてしまう没入感と中毒感をあたえてくれる、緻密な設定と人間らしいやり取りと厨二で片付けられない物理の応酬、3次元でない世界の描写がすてきでした。ミクロとマクロをしゅっと移動してしまうけれどドラマの温度感をまったく感じさせないのがすごい。
120点 / 半歩先を読む思考法
落合さんのnoteの連載をまとめて編集したエッセイ。ふだん考えていることの輪郭をなぞるように進んでいくし、その瞬間が切り取られて分断されているところもあって詩的な文体と構成が好みでした。
ビジネス本みたいなタイトルがついた現代詩集、そういう芸術としてすてきだなと。何回も読み返したい。
この美しいレビューを見てほんとうに感動しました。
95点 / クララとお日さま
ドラえもんがいるちょっと前の未来生活感のあるディストピア半歩手前SF。ロボットと人の相入れなさとがじんわり愛おしくも悲しく思えるのと、ヒューマンズやデトロイトなどと同じよくある設定だけれど、ロボット目線での世界を受け入れる細かい描写が新鮮でおもしろい、細かすぎて酔いそうになる感覚がある。人間は繊細なように見えても生き物だからほんとは鈍いんだよなあって。読後感が気持ちよくないところがとても良かった。
90点 / 虎鶫 とらつぐみ -TSUGUMI PROJECT-
放射線と世界滅亡と囚人と子供でサバイバル、というよくある設定のようだけれど、荒廃した世界が異形の生活と自然に埋もれている画が美しくてずっと見ていられて、世界観にどっぷり浸れるのがすてき。
110点 / グッバイ・ハロー・ワールド
WIREDでの連載と書き下ろしで構成された短編集。SF日常と絵柄が相まって、心地いい抜けのある行間にじぶんの感覚をすっと入れ込んで感情移入してしまう。ディストピアはたぶんユートピアなんだろうって。SFは死生観や普段生きている世界の嘘の共有を照らしてくれる。
100点 / 九龍ジェネリックロマンス
日常系と大人サスペンスとSFがいい温度感で融合しているのと、あんまり見かけない中華な退廃的な背景、S2からおもしろくなるような海外ドラマみたいな、展開がゆっくりとしているのに急にドキッとさせられておもしろいです。
110点 / 葬送のフリーレン
いつかじぶんがやらなくなってしまったドラゴンクエスト3の世界が、ここに繋がっている気がして、やるせなくも心地よくて、主人公の平熱さが揺らぐシーンにぐっときます。なんでか子供の頃でも、いまでも、ラスボス手前になるとゲームをやめたくなる理由がわかった気がする。
120点 / ルックバック
この作品も、思い出したいくつかのことも、忘れないでいたいなあと思えた素晴らしい傑作。
それでも生きていく。
猫グッズ
2021年は「百々」と「つくも」を迎えることになってたくさんの猫グッズを買ったのですが、ちょっと語るに長くなりそうなので、これは別の記事に。
まとめ
冒頭に「相棒的なアイテム」と伝えたように、思い入れがあるもの、生活を支えたり癒してくれるものとかがおおいような気がしています。2022年もいい出会いや発見があるといいなあと思いつつ、好きなものに囲まれようていこう、日々を着こなして。
おわります。